借金を減らすには?住宅ローンの滞納前にできる対処法

公開日:2023/11/15

返しても、返しても減らないのが借金です。一度借金をすると、複数箇所から借り入れてしまうことがあります。そうなると支払いが大変です。借金のなかでも、とくに借り入れ額が大きいのが住宅ローンです。もし住宅ローンの返済を滞納してしまうと大変なことになります。今回は、借金を減らす方法について詳しく紹介します。

借金が減らない!まずは原因を考えてみよう

借金は真面目に返していてもなかなか減りません。いったいなぜ、減らないのでしょうか?こちらでは借金が減らない原因について詳しく紹介します。

原因① 借入金利が高いから

一つ目の原因は、借入金利が高いからです。一般的に、お金を借りる時にはあらかじめ「借入金利」を決めます。借入金利とはお金を借りるための「貸し賃(の割合)」のことです。借入金利が大きくなればなるほど「貸し賃(の割合)」が大きくなるので、返済総額も大きくなります。結果的に、借金が減りません。

原因➁ 借金返済のための借金をしているから

二つ目の原因は、借金返済のための借金をしているからです。借金がなかなか減らない人のなかには、借金返済のための借金をしている人もいます。いわゆる「自転車操業」です。自転車操業に陥ると、その場しのぎの借金返済になります。毎回借金を返してはいるものの借金の全体像が見えてず、どんどん疲弊して、やがて自転車をこげなくなり倒れてしまうという流れです。そして返済は滞り、結果借金は減りません。

原因➂ リボ払いを使っているから

三つ目の原因は、リボ払いを使っているからです。リボ払いとは、毎月の支払額を一定の金額に固定し利息とともに返す借入方法のことです。リボ払いは通称リボ地獄といわれています。理由は、金利が高いうえに借金の総額が把握しにくくなり、元金が減らないため返済が長期化するからです。一度リボ払いを使うと、ダラダラと借金返済をする割には、なかなか借金の返済が終わりません。

原因④ 毎月の返済額が少ないから

四つ目の原因は、毎月の返済額が少ないからです。借金の毎月の返済方法は二通りあります。一つは毎月の返済額を多くすること、もう一つは毎月の返済額を少なくすることです。毎月の返済額を多くすると返済が早く終わり、逆に毎月の返済額を少なくすると返済は長く続きます。

借金を減らす方法は?滞納する前にできること

借金が返せなくなると滞納という状態になります。そうなると次からお金を借りられなくなります。では、一気に借金を減らすにはどうすればよいでしょうか?こちらでは借金を減らす方法について詳しく紹介します。

複数ある借金を減らす方法とは?

複数ある借金を減らす方法はおまとめローンで一つにまとめることです。おまとめローンとは、各金融機関が提供する「複数の借入先を一本化するサービス」のことです。現在、ほとんどの大手金融機関が提供しています。

やり方は、まずすべての借金の残高分をおまとめローンで改めて借り入れ、それを原資として返済する方法です。その後はおまとめローンの返済を毎月行うだけです。

将来利息や延滞損害金を減額して借金を減らす方法とは?

将来利息(現時点の借金に対して発生し完済するまで支払い続ける予定の利息)や、延滞損害金(返済が遅延した時に発生する賠償金)を減額して借金を減らす方法が任意整理です。

任意整理とは、一般に弁護士や司法書士に任意整理を依頼し、将来利息や延滞損害金を減額したり、返済期間を延期してもらう方法です。元金は減りませんが、結果的に将来利息や延滞損害金をほぼ0円にできます。

最大80~90%の借金を減らす方法とは?

最大80~90%の借金を減らす方法が個人再生です。個人再生とは、裁判所を利用して借金を減らす方法です。個人再生を利用すると、将来利息・延滞損害金・元金を含めて最大80~90%の借金を減らすことができます。ただし、原則三年間で減額した借金を分割返済しなければなりません。

任意売却で債務整理をしよう

もし借金のなかで、住宅ローンの返済が払えなくなったらいったいどうすればよいでしょうか?こちらでは住宅ローンの返済が払えなくなった時の対処方法について詳しく紹介します。

住宅ローンの返済が払えなくなったら一体どうなるのか?

住宅ローンの返済が払えなくなると、最終的に住宅は競売にかけられます。競売とは、住宅ローンの返済ができなくなった時に担保になっている住宅を一般競争入札にかけ、売却代金から住宅ローン(債権)を回収する方法のことです。

一般的に、住宅ローンを約6か月滞納すると競売の手続きが始まります。ただし競売にはさまざまなデメリットがあります。競売費用に遅延損害金などが上乗せされ借入金がどんどん膨らむこと、さらに売れても市場価格の70%以下で売買されてしまうこと、などです。

市場価格に近い価格で売却でき、債務整理ができる売却方法とは?

競売で自宅が売れても、デメリットばかりです。そんななか、市場価格に近い価格で売却でき、債務整理ができる売却方法があります。それは任意売却です。

任意売却とは、市場価格に近い価格で売却でき、高く売れるので結果債務整理もでき、残債もほぼ出ない売却方法です。残っている住宅ローンを売却金額と自己資金を合わせても完済できない場合に、債権者の合意を得ることで任意売却をおこなうことができます。

まとめ

今回は、借金を減らす方法について紹介しました。今回のポイントをまとめると、借金を減らす方法は次の通りです。複数ある借金を減らす方法は「おまとめローン」で一つにまとめること、将来利息や延滞損害金を減額して借金を減らす方法は任意整理、最大80%の借金を減らす方法は個人再生などです。

もし住宅ローンの支払いが滞ってしまったら、競売ではなく任意売却を採用することをおすすめします。そうすることで自宅が高く売れ、残債もほぼ残りません。本記事が借金を減らす方法について詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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